【日本】日本国特許庁(JPO)新しいミッション・ビジョン・バリューを公表

2021年09月

急速にそして大きく変化する社会情勢や知的財産を取り巻く環境の変化に柔軟に対応し、時代に即した知財行政を行っていくため、2021年6月15日、JPOはミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を更新しました。
MVVとは、組織体のMission(使命)Vision(理念)Value(行動指標)を示すもので、組織体が同じ方向に向かって進むいわば旗印となるものです。

JPOの新しいMVV
①ミッション(使命・目的・存在意義)
「知」が尊重され、一人ひとりが創造力を発揮したくなる社会を実現する

②ビジョン (ミッションのために組織は何を成すのか)
産業財産権を通じて、
未来を拓く「知」が育まれ、新たな価値が生み出される
知財エコシステムを協創することで、イノベーションを促進する

知財エコシステムとは、知的財産を創造し、保護し、活用する循環を示す知的創造サイクルの概念に加え、そこから生まれる知的財産を基に、人々が互いに、また、社会に対して好影響を及ぼし、自律的に新たな関係が構築され、新たな「知」が育まれ、新たな価値が生み出される、いわば知的財産の生態系を指します。

③バリュー(ビジョンのために職員はどのような指針で行動・判断するのか)
・透明性をもって、公正、公平に実務を行う
・ユーザーの立場で考える
・前例にこだわらず、改善を続ける
・プロフェッショナルとして主体的に行動する
・特許庁全体の視野に立つ

JPOは、このMVVに即し、「知」が尊重され、一人ひとりが創造力を発揮したくなる社会を実現するため、イノベーションの促進に全力で取り組んでいくとしています。
JPOのミッション・ビジョン・バリューは下記のウェブサイトからご覧いただけます。
https://www.jpo.go.jp/introduction/tokkyo_mvv.html