【シンガポール】IP紛争に関する最高裁判所の新規則-2022年4月1日施行

2022年07月

2022年3月21日、知的財産権(IP)紛争に関する新しい最高裁判所規則2022 (SUPREME COURT OF JUDICATURE (INTELLECTUAL PROPERTY) Rules 2022、以下、新規則2022とします。) の草案が公表され、新規則2022は2022年4月1日に施行されました。これにより、IP紛争の迅速・簡易な解決を可能にする、「簡易訴訟手続き」制度が導入されました。

「簡易訴訟手続き」に適した事件
・著作権、商標権、特許権、営業秘密等のIP紛争であって、損害賠償額が500,000シンガポールドルを超えない、又は超える可能性が低い、又は当事者全員が「簡易訴訟手続き」の適用に同意している事件。
・「簡易訴訟手続き」の適用にあたっては、原告又は被告が「簡易訴訟手続き」でしか経済的に戦えない場合や、審理日数が2日を超える見込みであるという事情等も考慮されます。

すでに出訴済の事件でも、賠償請求額の500,000シンガポールドルを超える部分を放棄することにより、「簡易訴訟手続き」の対象となり得ます。また、裁判所が、「簡易訴訟手続き」の適用が妥当であると判断した場合、「簡易訴訟手続き」に変更するように指令を出すこともあります。

SUPREME COURT OF JUDICATURE (INTELLECTUAL PROPERTY) RULES 2022
の全文は以下のURLからご覧いただけます。
https://sso.agc.gov.sg/SL/SCJA1969-S205-2022/Uncommenced/20220323151244?DocDate=20220321&ValidDt=20220401