【WIPO】10年間の生成AI発明件数公表、中国が最多

2024年07月

世界知的所有権機関(WIPO)が2024年7月3日に公表したデータ “WIPO Patent Landscape Report on Generative AI”によりますと、2014年から2023年の10年間の生成AI関連の発明件数*は約54,000件であり、このうちの約25%は2023年に創出されたものでした。
*発明件数は、パテントファミリー1つを1発明としてカウントしています。

国別上位5ヶ国には中国 (38,210件)、米国 (6,276件)、韓国 (4,155件)、日本 (3,409)、 インド (1,350件) がランクインしました。1位の中国の件数は2位の米国の約6倍でした。また、上位5ヶ国のうち、インドは対前年比56%増と高い伸び率を記録しました。
出願人別に見てみますと、騰訊控股(テンセント: 2,074件)、中国平安保険 (1,564件)、百度 (バイドゥ: 1,234件)、中国科学院 (607件)、IBM (601件) がトップ5にランクインしました。

“WIPO Patent Landscape Report on Generative AI”の全文はWIPOの以下URLから入手できます。
https://www.wipo.int/web-publications/patent-landscape-report-generative-artificial-intelligence-genai/index.html

2024年7月3日付けプレスリリースは、以下URLから入手できます。
https://www.wipo.int/pressroom/en/articles/2024/article_0009.html