【ブラジル】拒絶査定不服審判の審決により審査に差し戻された特許出願について

2025年06月NEW

2025年5月27日、ブラジル産業財産庁(INPI)は、拒絶査定不服審判の審決により拒絶査定が取り消され、第一審(審査段階)に差し戻された特許出願の手続きに関する条例No.04/2025を公布しまた。

主な内容は以下の通りです。
・審決は最終的なものであり上訴できない。
・審査官は、審判官がすでに審決した問題についてさらなる審査をすることはできない。
ただし、異なる法的根拠に基づいて新たな拒絶理由を提起することは可能。
・新たな拒絶理由に対して、出願人に反論の機会を与えた後でなければ、拒絶査定を発行することはできない。
・事件が審査に差し戻された段階では、情報提供はできない。
また、単一性違反がある場合を除き、分割出願もできない。