【ブラジル】サンパウロに知的財産権を管轄する裁判所を新設
2025年06月NEW
2025年5月13日、サンパウロ州司法裁判所(São Paulo State Court of Justice: TJSP)は、第3番目の商事及び仲裁関連紛争裁判所(以下、商事裁判所と呼びます)を開設しました。この新しい商事裁判所は、特に知的財産権と不正競争に関する複雑な案件について、審理の質と効率の向上を目的としています。
サンパウロ州はブラジル経済活動と外国直接投資の重要な拠点であり、この商事裁判所は知的財産権紛争(商標、特許、不正競争行為に関する案件)の審理において不可欠な役割を果たします。
この商事裁判所には、技術的な専門知識を持つ裁判官が配属され、複雑な紛争に対して、正確で適切な判決を下すことが期待されています。
そして、ブラジルで事業を展開する外国投資家や企業にとって、専門性の高い商事裁判所の存在は、ブラジルの司法制度への信頼の向上につながります。