【米国】USPTO、特許審査ハイウェイ(PPH)の審査期間を調整
2025年11月NEW
米国特許商標庁(USPTO)は、各技術分野においてPPH申請が承認された出願のファーストOAまでの期間(以下、審査期間と称します)を非PPH出願(以下、通常出願と称します)の審査期間の約半分となるように運用を変更しました。
USPTOでは、PPH出願は全出願の約2%を占め、PPH出願のファーストOAまでの平均期間は7.5ヶ月です。しかしながら、通常出願のファーストOAまでの平均期間は2020年の15ヶ月弱から現在では22ヶ月以上となっており、PPH出願の優位性が著しく不均衡な状況となっています。
そこで、USPTOは、新たな運用を開始し、各技術分野における審査期間をより均一化することで、この著しい格差の解消を目指します。
新しい運用下でもPPH出願は通常出願より審査期間が短いというメリットが維持され、さらに、通常出願の審査期間が短縮されると、PPH出願の審査期間も短縮されるという効果を奏します。


