【米国】USPTO、標準化活動に関する早期審査・審理プログラムの試行を公表
2026年02月NEW
米国特許商標庁(USPTO)は、2026年1月13日に新たな試行プログラムである、
Standards Participation and Representation Kudos(SPARK)Pilot Program(以下、SPARKパイロットと称します)を公表しました。
本試行プログラムは、2025年12月29日にUSPTOが設置した標準必須特許(SEP)ワーキンググループの取り組みの第一歩として位置付けられ、中小企業、大学、非営利団体による標準化団体(SDO)への実質的参加を促進するものです。
SEPワーキンググループは、①SEPを含む特許権の強固かつ予見可能性の高い権利行使手段の確保、②中小企業等による標準化プロセスへの参画促進のための仕組みの検討、③特許権者・実施事業者・SDO等の関係者間の対話促進およびSEPライセンス交渉や標準化プロセスの透明性向上、を主な活動目的としています。
1.SPARKパイロットの概要
・対象:米国の中小企業、大学、非営利団体等
・内容:SDOの活動に対して技術的貢献や実質的参加を行った対象者に限定数のAcceleration Certificate(加速証明書)を付与
・メリット:付与された加速証明書は特許出願の早期審査やPTAB(特許審判部)での早期審理に利用可能
2.背景
技術標準は、企業や大学等が連携して技術を生み出す仕組みにおいて重要な役割を担っており、製品開発や市場参入、競争環境の形成にも大きな影響を与えます。一方で、中小企業や大学、非営利団体は、資金等の制約から標準化プロセスに十分に参画できないケースも少なくありません。
SPARKパイロットは、標準化団体への技術的貢献や実質的参画を行った組織に対して特許出願の審査および審判手続の迅速化というインセンティブを付与することで、標準化活動への積極的な関与を後押しすることを目的としています。
なお、本プログラムの開始時期は現時点では明らかにされていませんが、USPTOは、具体的な申請要件および手続内容を後日公表する予定としています。
詳細につきましてはUSPTOの以下ウェブサイトをご参照ください。
https://www.uspto.gov/about-us/news-updates/uspto-launch-spark-pilot-program

