【WIPO】全世界の特許出願件数が6年連続で上昇、中国は100万件を超える

2017年02月

2016年11月23日に、世界知的所有権機関(WIPO)は、2015年の全世界の特許出願件数が約290万件で、前年比7.8%増加したことを、発表しました。全出願の約2/3が居住者の出願でした。
特許出願件数の上位は、中国(約110万件、前年比18.7%増)、米国(約59万件、前年比1.8%増)、日本(約32万件、前年比2.2%減)、韓国(約21万件、前年比1.6%増)、欧州特許庁(約16万件、前年比4.8%増)でした。中国の特許出願件数は、米国、日本及び韓国のそれらの合計とほぼ同じです。
海外への出願件数は、米国から約24万件、日本から約20万件、ドイツから約10万件の順でした。中国は海外への出願件数が比較的少なく、約4万件でした。
なお、全世界で、2015年に約124万件の特許が付与されました(前年比5.2%増)。これは、中国での特許件数の増加が主な原因です。