【日本】配列表の表記に関する標準がST.25からST.26に移行 施行日は2022年7月1日

2022年04月

2022年4月15日、「特許法施行規則等の一部を改正する省令案」が公表され、塩基配列又はアミノ酸配列に関する情報(以下「配列表」という。)の表記がST.25からST.26に移行されることが明らかとなりました。
これは、PCT規則が改正され、配列表の表記方法に関する国際標準が、WIPO標準ST.25からST.26に移行されることを受けたものです。

「特許法施行規則等の一部を改正する省令案」は2022年5月14日まで意見募集中ですが、このままでいきますと、2022年6月末に公布され、2022年7月1日に施行される予定です。
改正省令の対象となるのは、施行日以降に出願される全ての特許出願です。施行日より前の出願を親出願とする分割出願であっても、施行日以降に出願される場合は、改正省令の適用を受けることにご留意ください。

WIPO標準ST.26の詳細につきましては、以下のWIPOウェブサイトをご参照ください。尚、資料中、移行日は2022年1月1日とされていますが、2022年7月1日に延期されています。
https://www.wipo.int/edocs/mdocs/madrid/ja/wipo_webinar_standards_2021_1/wipo_webinar_standards_2021_1_presentation.pdf

また、WIPO標準ST.26に準拠した配列表を作成するソフトウェアがWIPOからリリースされています。
https://www.wipo.int/standards/ja/sequence/index.html

「特許法施行規則等の一部を改正する省令案」の詳細につきましては、以下のJPOウェブサイトをご参照ください。
https://www.jpo.go.jp/news/public/iken/document/220415_tokkyoho-shore/01.pdf