【米国】USPTO「PCT Informed Examination Requestパイロットプログラム」を開始

2026年04月NEW

米国特許商標庁(USPTO)は、2026年4月9日付の連邦官報(Federal Register)において「PCT Informed Examination Request(PIER)パイロットプログラム」の開始を公表しました。
PIERパイロットプログラムは、PCT国際段階の成果物(国際調査報告(ISR)、国際調査機関の見解書(WO)、国際予備審査報告(IPRP)等)を活用し、米国における審査の効率化を図る制度です。
これにより、審査待ち件数(inventory)の削減、審査期間(pendency)の短縮、審査品質の向上を図ることを目的としています。

1. 対象出願
PIERパイロットプログラムは、未審査の米国移行出願の中からUSPTOが選定した案件に適用されます。
出願人が、パイロットプログラムへの参加を申請したり、選定対象から除外を求めたりすることはできません。

USPTOは、対象として選定した出願に対して、情報提供要求(Requirement for Information: RFI)を発行します。

2. 選定された場合の対応
出願人は、RFIに対し、以下のいずれかを選択して応答する必要があります。

・審査を進める
・審査を遅延する(最大12か月)
・出願を明示的に放棄する

応答期間は2か月であり、最大4か月の延長が可能です(合計最大6か月)。
期限内に応答しない場合、出願は放棄されたものと見做されます。

詳細につきましては、以下URLより2026年4月9日付の連邦官報をご参照ください。
https://www.federalregister.gov/documents/2026/04/09/2026-06903/pct-informed-examination-request-pilot-program