【米国】USPTO、Patent Center経由のDOCX形式による特許出願書類の処理プロセスを変更

2026年08月NEW

米国特許商標庁(USPTO)は、業務プロセスの改善と全体的な効率化の一環として、Patent Centerを通じたDOCX形式による特許出願書類の処理プロセスを変更しました。この変更は2026年8月から開始されています。

従来、DOCX形式で出願する場合、提出前の確認用としてDOCXファイルからPDFファイルが生成され、さらに提出後にそのPDFファイルからTIFFファイルが生成されるという、二段階の変換が行われていました。

今回の変更により、DOCX形式で提出される出願書類は、PDF形式への変換を経ることなく、直接TIFF形式に変換されることとなりました。出願人は、出願前にこのTIFFファイルの内容を確認することが可能です。なお、DOCXファイルが記録の正本(source/evidentiary copy)であるという位置付けに変更はなく、出願人には引き続き提出前にDOCXファイルの内容を確認することが推奨されています。

また、出願人は引き続きAuxiliary PDF(補助的PDF)を提出するオプションを利用できます。ただし、非DOCX形式による提出に対するサーチャージ(追加費用)の発生を避けるためには、所定の手順に従ってAuxiliary PDFを提出する必要がある点には留意が必要です。

さらに、書類提出後も、Patent CenterからDOCX、PDF、およびXMLの各形式で書類の写しをダウンロードすることが可能です。

本変更は、中間的なPDF変換の工程を省略することで、ソフトウェアへの依存を低減し、処理時間の短縮に資するとされています。

詳細につきましては、USPTOの以下URLをご参照ください。
USPTO, “Update to Procedure for Filing Patent Applications in DOCX Format through Patent Center” (2026.8.3)
https://www.uspto.gov/sites/default/files/documents/og-docx-update-aug2026.pdf

USPTO, “USPTO updates its process for filing patent applications in DOCX format through Patent Center” (2026.8.12)
https://content.govdelivery.com/accounts/USPTO/bulletins/4245241