【日本】日本の出願人、インド特許意匠商標総局(CGPDTM)を国際調査機関(ISA)及び国際予備審査機関(IPEA)として選択可能に

2021年10月

弊所知財トピックス2021年6月掲載分でお知らせさせていただきましたとおり、2021年7月1日より、日本の出願人が特許協力条約(PCT)に基づく国際出願を英語でする場合、CGPDTMをISA/IPEAとして選択することが可能となりました。
https://www.saegusa-pat.co.jp/topics/9647/
これにより、英語によるPCT出願の場合、日本の出願人は、日本国特許庁(JPO)、欧州特許庁(EPO)、シンガポール知的財産庁(IPOS)、そしてCGPDTMの中からその目的等に応じて最適なISA/IPEAを選ぶことができることとなりました。

例えば、EPOをISAとして選択した場合、欧州移行後に補充欧州調査報告書が発行されませんので、その応答等に係る費用を抑えることができる等のメリットがあります。
但し、国際出願日が2021年8月1日以降であるPCT出願につきましては、EPOの調査手数料が、221,100円から236,100円に値上がりすることが公表されました。
https://www.jpo.go.jp/system/patent/pct/tesuryo/pct_tesuukaitei.html

一方で、CGPDTMをISAとして選択した場合の調査手数料は、法人の場合は14,400円、個人の場合は3,600円と廉価であり、CGPDTMをISAとして選択した場合は、更にインド国内でCGPDTMが作成した国際調査報告書(ISR)に基づいた、早期審査制度を利用することが可能です。

また、IPOSをISAとして選択した場合の調査手数料は、国際出願日が2021年8月31日以前の場合は174,000円であり、国際出願日が2021年9月1日以降の場合は183,400円です。
https://www.jpo.go.jp/system/patent/pct/tesuryo/pct_tesuukaitei.html
IPOSは英語と中国語での調査が可能なことを強みとしています。

このように、英語PCT出願の際に選択できるISAの数が増え、それぞれのISAがそれぞれの強みを持っていますので、これをうまく活用していくことが望まれます。

尚、国際出願関係手数料につきましては、下記のURLをご参照下さい。
https://www.jpo.go.jp/system/patent/pct/tesuryo/kokuryo.html