【シンガポール】SG IP FAST プログラム、2024年4月30日まで延長

2022年08月

シンガポール知的財産庁(IPOS)は当初2022年4月29日に終了予定であったSG IP FAST プログラムを2024年4月30日まで延長すると公表しました。

これまでの経緯
2020年5月4日より、IPOSは技術分野に制限のない、特許早期審査制度(SG Patent FastTrack)の試行を開始しました。
詳しくは弊所知財トピックス2020年9月掲載分をご参照下さい。
https://www.saegusa-pat.co.jp/topics/8575/

さらに、IPOSは、2020年9月1日より、SG Patent FastTrackに商標・意匠出願の早期審査を加えた、SG IP FAST プログラムを開始しました。
SG IP FAST プログラムでは、早期審査申請が受理された特許出願の発明に関連する商品やサービスに使用される商標・意匠の出願も早期審査の対象となり得ます。
詳しくは弊所知財トピックス2020年12月掲載分をご参照下さい。
https://www.saegusa-pat.co.jp/topics/8945/

SG IP FAST プログラムのメリット
SG IP FAST プログラムを利用しますと、特許では最短6ヶ月、商標では最短3ヶ月、意匠では最短1ヶ月で登録される可能性があります。

2022年4月30日以降の申請要件の変更点
1ヶ月当たりの申請件数の上限は、これまでの5件から10件に緩和されました。
但し、1出願人当たり2件/月までとなります。
さらに、商標・意匠出願の早期審査申請は、関連する特許出願の早期審査申請が受理された旨の通知から1ヶ月以内に行う必要があったところ、通知から12ヶ月以内に延長されました。

尚、SG IP FAST プログラムについて、IPOSの手数料は無料です。