2.商標法による保護

商標法は、商品や役務の出所表示標識を保護するものです。そこで、商品・役務の出所を表示するロゴマークのデザインは商標法によって登録され保護されます。また、平成8年の商標法改正で立体商標が保護対象として新たに導入されたため、商品のデザインも識別機能を発揮するものであれば、商標法によって保護される可能性があります。

（１）登録要件の違いは？

意匠・・・・新規性、創作非容易性等が必要
商標・・・・自他商品（役務）の識別力、他人の登録商標と類似しないこと等が必要

（２）権利の効力は？

意匠権・・・・登録意匠と同一および類似の意匠を独占的に実施
商標権・・・・登録商標の同一範囲については専用権
　　　　　　　類似範囲については禁止権

（３）権利の有効期間は？

意匠権・・・・登録日から25年
商標権・・・・登録日から10年（ただし、更新を繰り返せば半永久）

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