【アルゼンチン】日アルゼンチンPPH試行プログラム終了

2022年03月

1. 特許審査ハイウェイ(PPH)試行プログラムの終了
日本国特許庁(JPO)とアルゼンチン産業財産庁(INPI)は、2017年4月1日よりPPH試行プログラムを実施してきましたが、2021年12月31日に本プログラムを終了しました。
JPOは終了の理由を、アルゼンチン国内制度に基づく出願の早期権利化が可能であるためとしています。
JPOの公表につきましては、下記URLをご参照ください。
https://www.jpo.go.jp/system/patent/shinsa/soki/pph/japan_argentina_highway.html

2. 決議56/2016に基づく審査促進制度
アルゼンチンでは、2016年10月15日より、決議56/2016に基づく審査促進制度の利用が可能となっています。
この制度は、アルゼンチン以外の国の対応出願がすでに特許になっている場合、当該外国特許のクレームにアルゼンチン出願のクレームを適合させる補正をすることにより、アルゼンチンでの審査を促進するものです。
決議56/2016に基づく審査促進制度につきましては、弊所知財トピックス2016年12月掲載分をご参照ください。
https://www.saegusa-pat.co.jp/topics/3274/

尚、決議56/2016に基づく審査促進申請を行う際には、アルゼンチン出願のクレームと外国特許のクレームとが一致する証拠とその翻訳文の提出、及び所定の手数料の納付が必要です。
詳細につきましては以下のURLをご参照ください。
https://www.jpo.go.jp/news/kokusai/ar/562016.html