新しいブランド戦略

3.パワー・ブランド構築の手法

1)夢の法則

パワー・ブランドの所有者が「夢」を何よりも先にみつけ、それを強く社員と顧客とに発信し続けていることが大切です。
経営資源には、従来から資源とされていたヒト、モノ、カネ、および情報に加えて、「夢」(ブランドへの共感)という資源が含まれます。
「夢」がブランドにとって強力な原動力になるためには、それが(1)独自なものであり、(2)関係者にとって有意義なものであり、(3)実行可能で関係者を前向きにさせるもの、でなくてはなりません。

2)一貫性の法則

パワー・ブランドには3つの一貫性があります。
それは、(1)その夢が時間をとおして変わらないこと(時間の一貫性)、(2)組織の誰に聞いても変わらないこと(マーケティング・ミックスの一貫性(統合性))、(3)どの商品をとっても変わらないこと(商品間の一貫性(普遍性))の3つです。

パワー・ブランドでは、夢が長時間、全組織、全商品に一貫しています。夢の一貫性に加えて、ブランド名はいうに及ばず、シンボルマークやシンボルカラー、ロゴなどの一貫性も必要です。
加えて、広告も統一された夢を伝えることが必要です。

3)革新の法則

夢は一貫していながら、企業活動は常に前向きであることが必要です。
製品の研究開発力に優れているだけではなく、挑戦と失敗を辞さないプロアクティブな組織文化と未来を自由に描く創造力をあわせてもっていることが必要です。

革新の法則には、(1)製品技術の先進性、(2)企業組織の先取性、および(3)企業経営者の具体的な展望についての先見性、という3つの内容が含まれます。

 

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ブランド価値の上位10社
3年連続でAppleとGoogleがランキングで、1位、2位を占めています。Appleのブランド価値は昨年に比べ43%増え1,702億ドルとなっています。そのブランドの価値を知ることは、企業のM&A、商標のライセンス契約、および新しい市場の開発の方向性を探る大きな要素となります。

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[参考資料]lnterbrand杜による「Best Global Brands 2015」

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