海外での権利取得

3.欧州共同体商標(EUTM)

2)EUTMのメリットとデメリット

EUTM出願には以下のメリットとデメリットがあります。
これらをよく検討されたうえで出願手続をとられることが必要です。

(1)メリット

1つの出願でEU加盟国28カ国全体をカバーする商標権の取得が可能
更新、譲渡の手続が一元化でき、商標管理が容易である
加盟国4カ国以上で出願する場合、その費用は通常の各国出願よりもEUTMの方が廉価
*ただし、拒絶理由を受けた場合や第三者の異議申立てが認められた場合は、通常の各国出願に切り替える必要があり、逆にコストが高くなる危険性もあります。

(2)デメリット

拒絶の効力はEU加盟国28カ国全体に及ぶ
拒絶となった国を部分的に削除することはできません。ただし、拒絶理由がなかった国については、通常の各国出願に変換することができます。
国ごとに商標権の譲渡ができない
商標権の譲渡は、28カ国一括の譲渡となります。
相対的拒絶理由の審査が行われない
そのため同一・類似の商標が多数併存し、出願公告後に異議申立てを受ける危険性があります。

 

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